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2020.02.13
2019年4月2日に厚生労働省より通知された「調剤業務のあり方について」の中で、一定の条件下で薬剤師以外でも調剤することが公に認められたことは、当サイトでもご紹介しました。
より薬剤師さん達が処方箋内容の精査や患者さんへの対応に集中するために、調剤事務さん達が調剤業務を手伝うことがお主なお仕事になる可能性もあるようです。
《処方箋入力がなくなる日が来る?》
レセコンに処方箋情報を入力することが、調剤事務さん達の主な仕事です。
この入力を誤ってしまうことで、患者さんへお渡しするお薬の情報が間違ってしまったり、レセプト請求が返戻される、ということも少なくありませんでした。
最近は2次元バーコードを読み込むことで、処方箋内容をレセコンに取り込むことが可能になっています。
その結果、手入力をしていた時に発生していたミスがなくなり、レセプト業務もより正確になっている、と感じる調剤事務さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
さらに、今後は処方箋が電子媒体で発行されるようになると、各薬局のレセコンに処方箋内容を取り込む作業も人の手を使わなくても良くなるかもしれません。
こうなった場合、次の調剤事務さん達の主な仕事は、「調剤補助業務」に変わってくるかもしれません。
《調剤補助を行うのに有利な調剤事務さん》
薬を処方箋に従って調剤する、という責任のある仕事に躊躇してしまう調剤事務さん達もいらっしゃるかもしれません。
毎日の処方箋入力を行うことで、勤務する薬局にある医薬品のほとんどを覚えていたり、規格違いの医薬品や、似た名前の医薬品などもあることを理解している方がほとんどだと思います。
その知識があれば、処方箋に従って調剤をする行為も、思っているほど難しくはないでしょう。
もしかしたら、勤務している薬剤師よりも薬局にある医薬品を把握している可能性もあります。
規格違いの薬がある、ということが分かっているので、薬の規格を間違えて取りそろえる、ということが少ないかもしれません。
調剤事務さん達が調剤したものを、最終的には薬剤師が確認すること、社内での研修や手順書などの整備もするように、と厚生労働書の通知にはあります。
取りそろえたから、といって全ての責任が調剤事務さんにある、ということはないといえるでしょう。
ご勤務先次第ではありますが、今後の動向に注目していきましょう。
今後、調剤事務さん達のお仕事も大きく変わっていくかもしれません。
他の勤務先はどうなっているの?など気になることがありましたら、是非当サイトまでお問い合わせください!