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後発医薬品について

2019.10.25

処方箋を調剤薬局に持っていくと、最近良く聞かれるのが「後発品医薬品を希望しますか?」という質問です。

正直あまり良く分からないけど、値段が安くなるなら、と「後発品医薬品でお願いします。」、と答えてる方も多いのではないでしょうか。

多くの調剤薬局では、受付時にこの質問をするところがほとんどだと思います。

受付で何故聞かれるのでしょうか?

 

《そもそも後発医薬品とは?》

後発医薬品は、ジェネリック医薬品とも呼ばれていますが、既に承認されている先発医薬品と有効成分や投与経路が同じである医薬品のことです。

先発医薬品は、製薬会社が長い年月をかけて開発研究するため、莫大な費用がかかっています。

新薬が開発されてから、20~25年間は研究費を回収するための「特許期間」を設けることができます。

その特許が切れた医薬品を別の製薬会社が、同じ効果を証明できる試験を行い、その基準をクリアすれば厚生労働大臣から医薬品としての承認を受けることができます。

研究開発の費用がかからない分、安く医薬品を製造することができるため、同じ有効成分で効果が同じでも、値段の安い医薬品を製造できるのです。

 

《受付時に確認する理由》

処方された医薬品が後発医薬品に変えても良い、という医師の判断がある場合のみ、患者さんの希望により後発医薬品に変更することができます。

薬剤師が処方箋通りに薬を調剤しますが、その際に先発医薬品希望か、後発医薬品希望かが予め分かっていると、スムーズに調剤を行えます。

そのために、受付で予め患者さんの希望を確認しているのです。

多くの調剤薬局では、効率よく患者さんにお薬をお渡しできるよう、処方箋内容を先にレセプトコンピューター(レセコン)に入力しています。

レセコンに入力するのは調剤事務の方々ですが、どの医薬品に後発医薬品があるのか、全て覚えなければいけないのでは?、と心配される方もいるでしょう。

レセコンの画面を見れば、先発医薬品と後発医薬品の区別が分かるようになっているので、覚える必要はありません。

ただ、毎日処方箋の入力をしていれば、それらを自然と覚えてくるでしょう。

ベテランの調剤事務の方々は、その薬局で扱っている医薬品のうち、どれが先発医薬品でどれが後発医薬品か、を全て把握していることもあるようです。

 

処方箋を受け付けて、レセコンに入力する作業。

一見単純なように見えますが、実はいろいろな事を覚えることが必要なお仕事なのです。

最初は難しそうだな、と感じるかもしれませんが、続けることで自然と覚えてしまうでしょう。

調剤事務のお仕事は、「長くお仕事をしたい。」、とお考えの方に向いているのではないでしょうか。

少しでもご興味をお持ちでしたら、当サイトからお気軽にお問い合わせ下さい。

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